カシスオレンジはどんなカクテル？度数にカロリー、２層の作り方。

カシスオレンジ・・・みんな大好きなカクテルですよ。味はもちろん作り方の割合から度数、カロリーまで恐らく皆知ってるんだろうがそれでも俺はカシスオレンジについて書きますです。

そうだね。俺カシスオレンジ全然好きじゃないんだ。むしろ嫌いな方と言っていい。

「カクテル！」という響きが俺の中の中学二年生を刺激するので別に美味しく飲めないこともないんだが、ちょっと俺には甘すぎるかな。「まるでジュースみたいで好きじゃない・・・」という人は多いんじゃあ無いだろうか？特に男性の皆さん。

それでもカシスオレンジは女性を中心に大人気のカクテルだ。「酒」を感じさせない口当たりと香り、爽やかで甘酸っぱい「ならでは」の味。お酒は好きじゃないけどカシスオレンジは飲めるぜ！という人だって多いのも事実よ。

そんなメジャー過ぎるカクテル、カシスオレンジについて書いていく。

皆が飲む、皆が知っているということは話題にも登りやすく食いつきやすいってことさ。いざって時にうんちくでも語って悦に入るためにもちょっと勉強していこうじゃないか。

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カシスオレンジについての基本的な知識

カシスオレンジとは？　どんなカクテルなの？

今更だがちゃんと基本的なところから入っていこう。百回千回と聞いたカシスオレンジとはどんなカクテルなんですかい？

カシスオレンジと言うのはそのまんまの意味でカシスリキュールとオレンジジュースで作るカクテルのことだね。そのまんまだね。

ちなみに「カシス」と言うのは外語。日本名が別にあって、「黒スグリ」という名前があったりする。黒スグリの実。ブルーベリーなんかの親戚と思ってくれればいい。

「黒スグリとみかんのカクテル」っていうと独特な雰囲気が出ますね。あ、使っていいよ！

カシスリキュールの独特の甘さに柑橘系の酸味と爽やかさが加わったカクテル・・・といえばなかなか聞こえがいいが実態はかなり甘くて、いわゆる「お酒っぽさ」が殆ど無い。

このジュース的な感覚で飲めるところが人気の秘密であり、「女子かよｗ」なんて男友達にネタにされちゃう原因なんですな。

カシスオレンジの味はオレンジジュースに左右される！

カクテルの中には砂糖を使うものも多いが、カシスオレンジには砂糖は使われない。カシスリキュールにオレンジジュースを突っ込んだだけで完成するシンプルさですよ。

じゃあなんであんなに甘いんすか？

それはカシスリキュール自体が激甘だからなんじゃよ。ロックとかで単品飲みをしたことがある人がいればわかってもらえると思うんだが相当に甘いんだアレ。まるでシロップのようです。ええ。

実は黒スグリ・・・カシスの実って全然甘くないんだよ。甘さよりも苦さや酸味が先に来るような感じ。ブラックベリーを想像してくれるとドンピシャかも知れん。

それでも甘いのは日本・・・と言うより世界規模で圧倒的なシェアを占めている「クレーム・ド・カシス」というリキュール。コイツが超甘く作ってあるからなんだね。

このカシスリキュールの普及率は本当にブチ抜けていて、日本で飲めるカシスオレンジのほとんどが「クレーム・ド・カシス」がベースになっている。

スーパーで買えるのも、居酒屋にあるのでも、路地裏のバーでもコイツだ。日本中どこでもコイツは存在している。いつだってそばにいる。

（・・・なんか馬鹿にしているようだけど伝統と歴史を誇る老舗が品質とコストを両立させた理想のリキュールですぞ。）

基本的に簡単に手に入るカシスリキュールはこれしかないので、味を左右するのはオレンジジュースの方になるということなんですな。

酸っぱいオレンジジュースなら甘みが抑えられるし、その逆もしかり。もちろん氷の量やカシスとオレンジの割合でも変わってくるが、「クレーム・ド・カシス」が常に割り込んでくる以上基本を決めるのはオレンジジュースの方というわけよ。

カシスオレンジの度数。高い？低い？

カクテル・・・というかお酒って言ったらここが気になる人も多いだろう。カシスオレンジのアルコール度数はどんなもんなのかな？

当たり前だがこれは作り方で変わってくるんだね。オレンジジュースの割合が多ければ多いほど低くなり、逆なら高くなる。

ちなみにクレーム・ド・カシスのアルコール度数は20%だ。

これはなかなかの高さよ。感覚としてはワイン以上焼酎以下といったところ。並みの日本酒よりも高く、単品で飲むにはちょっぴり注意が必要ですね。

ここにオレンジジュースが加わって薄まるというわけだ。一応スタンダードである１：４で割れば単純計算で5%ということになる。ビールと大差ない。低いと言っていい。

ところがカシスオレンジはご存知「ジュース感覚のカクテル」だ。

度数自体はビールと変わらないが飲みやすさはビールの比じゃない。炭酸、苦味もなく、つまみや酔い加減次第ではグイグイいってしまうだろう。

お酒に強くなくても、好きじゃなくても美味しく飲めるのがカシスオレンジの魅力だが、これは体がストップをかける前に飲み過ぎになるリスクを孕んでいるということでもあるんだね。

むしろ飲みやすい分質が悪い。もし恋人や友人がグビグビ呷っていたらそっと注意を促してあげよう。普通に急性アルコール中毒になるからね。ジョークじゃないよ？

カシスオレンジのカロリーは？一撃で太ります。

人によっては度数よりもこちらが気になるんじゃないかな。甘くて美味しいカシスオレンジのカロリーはどんなもんなのか？

まあ・・・あたりまえだけど激高ですよ。「クレーム・ド・カシス」はかなり甘味料を使っているし度数も高く、オレンジジュースも栄養満点でハイカロリーだ。一応グラス一杯あたり170~190kcal前後と言われていますね。

三杯飲んだらもう500kcalをオーバーするんですぜ？ポテトチップス一袋より多いからね。脂肪分は無いけどね。

でも単純なカロリーよりもその砂糖っぷりが問題だ。

元々アルコールのカロリーっていうのはすぐに尿や汗で消滅するので大したこと無いと思われがちだが、コイツの恐ろしいところは肝臓の仕事を奪ってあらゆる糖質を脂肪に変換するカロリーの不発弾だというところよ。

参照：蒸留酒なら太らないと本当に思っているのか？

当然カシスオレンジは糖質が豊富に含まれた甘～いカクテルなので単品で飲もうがつまみと一緒に飲もうがガンッガンに太るってことさ。飲んだカロリーの8割以上がそのまま肉になると思ってくれていいよ。

何度でもいうがマジで太るからね。

友人や家族との楽しいひと時をカシスオレンジとともに味わったのならそれ相応の代償を払わなければ・・・つくづく酒っていうのは悪魔の飲み物だね。かわいい見た目のくせにとんだ暗殺者だ。鬼畜だよ。

カシオレに歴史とか由来とか無いの？

ジントニックの記事ではカッコつけて歴史だの何だのをダラダラ書いたわけだが、別にカシスオレンジにそういうエピソードとかないんだよね。なんか書こうとしても結局リキュールの歴史みたいになっちゃうし。

リキュールをソーダやジュースで割って飲みやすく美味しく飲むっていうのは昔から当たり前のように行われてきたことよ。

「カシスオレンジ」なんてハイカラ（死語）な名前が付いているけどそんなにモダンなカクテルというわけでもない。カシスリキュールがあって、その飲み方のバリエーションの一つ。結構古参の選手だ。昔から当たり前のようにある。

まあ、カッコつけても結局「黒スグリとみかんのカクテル」だもの。

それでもカクテルの歴史が始まって間もないであろうその時から当たり前のように存在し、今現在に至るまで皆が美味しく飲んでいるという事実を考えると歴史の風格みたいなのがにじみ出てくるんじゃあないかしら？

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超簡単！カシスオレンジの作り方！

カシスオレンジは家でも作れる。材料も手に入る。

数あるカクテルの中でも圧倒的な簡単さを誇るカシスオレンジよ。小学生だって作れるし、材料だってすぐに手に入る。スーパーにでもいけばどこにだってあるからね。

だが注意して欲しいのがカシスリキュール・・・「クレーム・ド・カシス」は意外と日持ちしないてことですな。お酒っていうのは保存方法次第で意外と長持ちするもんだが、こういったリキュールは話が別だ。

単純にアルコールだけじゃなくて色々入ってるからね。各種シロップや香料、カシス・・・空気に触れれば普通に酸化するし、放置してれば腐っていく。

しっかりと蓋をして、冷蔵庫に突っ込んでおいて欲しい。そして友達や家族と一緒にさっさと飲みきった方がいい。

香りがそもそも独特の甘さがあって、匂いではわかりづらいのも危険だね。

無難なのは小さいサイズのクレーム・ド・カシスを買うことですな。小瓶サイズですぐに使いきれるし。大体どこのスーパーにも売っている。

超簡単！カシスオレンジの作り方！

さあ作り方を紹介しよう。

１　グラスにカシスリキュールを入れます

２　オレンジジュースを注ぎます

３　軽くかき混ぜます

４　完成！！

いや、わかってるよ。でもマジでこれだけなんだって。こればっかりはどうしようもない。

一応補足しておくとカシスとオレンジの割合は１：４が王道とされている。200mlならカシスが40ml、オレンジジュースが160mlだ。

もちろん好みに応じてカシス分を増やしてもいいし、甘すぎると感じるならオレンジジュースの割合を多くすればいい。自分だけの黄金比率を追い求めるのも楽しいんじゃないかな？

誰でも簡単に作れるところがまたカシスオレンジの魅力よ。

俺みたいにカシスオレンジを飲まない人でも、友人に振る舞ったりすることができるよな。自宅に遊びに来てくれた時にカシスオレンジをウェルカムドリンクにするなんて洒落てるじゃないか。

カッコつけたい人は「黒スグリとみかんのカクテルです。」と是非言ってもらいたいね！絶対名前だけじゃカシスオレンジってわからないと思うんだ！！

お洒落で素敵な「２層カシスオレンジ」の作り方

と、上のもカシスオレンジの作り方なわけだが、小洒落たバーなんかで見るカシスオレンジはカシスとオレンジが綺麗に２層に分かれてたりするだろう？

あれ、できるとカクテルっぽくて雰囲気が出るよね。

実はアレも結構簡単に作ることができるんだ。

カシスをまず注ぐだろう？その後、オレンジジュースを注ぐ時

グラスを傾けて這わせるようにゆっくり注ぐんだ。

そうすると比重の違うカシスリキュールとオレンジジュースはカクテルっぽさ満点の綺麗な２層になるんだね。

ちょっとしたコツがいるし、本当はバースプーン何かを使うもんなんだが慣れれば道具なしでグラスに這わせるだけでも綺麗に２層に分けることができる。氷をクッションに挟むのもいい感じだ。お試しあれ。俺、この注ぎ方無駄に上手かったりする。

こうやって出来た二層カシスオレンジ。カットしたみかんでもグラスに挿せばワンランク上のリッチでお洒落な雰囲気が作れますな！

雰囲気がいいとやっぱり美味しく飲める。せっかく作るなら素敵なカシスオレンジを作ろうじゃないか。

そして伝説へ・・・

どうだったかな？

ぶっちゃけ誰だって知っているようなことばかり書いてしまったわけだが、知らなかった人の役に立てれば俺はとても嬉しいよ。

特にしつこいくらいに推しまくっている「黒スグリとみかんのカクテル」は流行らせて欲しい。この記事の中で唯一のフレーズだからね。思いついた時本当に興奮した。

カシスオレンジが好きな人も、あまり好きでない人も、機会やきっかけがあったらこの記事を思い出して自由にうんちくのタネにしたり、話題のネタにして欲しい。２層カシオレも作れるとクールだぜ！