ビールは不味い、飲めない・・・俺が美味しく乾杯できるようになるまで。飲み方のコツ。
2015/11/17
ビールなんて不味いし飲めないよ! でも飲み会で乾杯するときに一人だけ別のを頼むのは色々と気まずい・・・
なんて人は多いんじゃないだろうか!え?いない?
突然だが俺はビールが大好きよ。いや、ビールにかぎらずワインでも焼酎でもぶっちゃけなんだって大好きなんだが、好きな酒を3つ選んでくださいと言われたらその中の一つには確実にビールが食い込むだろう。鉄板ですな!
学生の頃の飲み会でサークルの仲間がヤッホイしてる中、ビールが飲めない連中の席に出向いては「救済」と称しておこぼれに預かっていたのが懐かしい。どうでもいいけどね!
そんな俺だって初めからビールを美味しく飲めたわけじゃない。乾杯の時なみなみと注がれる黄金色の悪魔に鳥肌をたてながら飲んでいたんだ。人間の飲み物じゃないと思ってたよ。
いいかな?ビールには美味しく飲める飲み方があって、それを覚えつつちょっとの「慣れ」を経験することで、まずくて飲めず憂鬱だった最初のビールが乾いた体と心を潤す神の酒に昇華されるんだ。
ビールが飲めないのは別に悪いことじゃあないし、口にあわないならそれでもいいよ。「とりあえずビール」みたいな悪しき風習は撤廃されてしかるべきだが、その風習は未だ根強く残りビールが飲めない人たちを迫害しているのもまた事実ですね。
この記事ではビールなんて飲めなかった俺が美味しく飲めるようになるまで、そしてビールを美味しく飲めるようにするにはどうすればいいか書いていこうじゃないか。
好き嫌いは置いておいてとりあえず飲めるようになっておけば余計なことに心を悩ませる必要はなくなりますな。乾杯の時にテンション下げるのは嫌だろう?
おっと、言うまでも無いことだがお酒は20歳になってからですぞ。
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目次
俺がビールを美味しく飲めるようになるまで
最初のビールは祖父の泡
俺が初めてビールを口にしたのは「うまいうまい!」と顔を赤らめながら上機嫌にビールを呷る祖父のジョッキについた泡をぺろりと舐めた時なんですな。いくつの時だったか・・・良い子の皆は真似しないでね。
下戸である俺の父親を除いて親族一同美味しそうに飲んでいる。金色に輝く炭酸の上にクリーミーな泡が溢れだし、口にした人を例外なく笑顔にする。直後に飛び交う感想は揃いも揃って「美味い!美味しい!」だ。
子供の目に魅力的に映らないはずはありませんな!
酔っ払った祖父に甘えながら、真っ白な泡を指ですくって口に運ぶわけよ。夢にまで見た大人の飲み物、その一端に触れる貴重なチャンス。期待に心を踊らせながら噛みしめるように舌の上で転がすんだね。
あたりまえだけど絶望よ。苦味とも臭みとも言えない・・・とにかく圧倒的なまずさだ。勝手に期待して勝手に自爆しただけだが。
一生ビールなんて飲まないと思ったよ。こんな不味いものを飲めるはずがない。下戸の父親がこちらを見て嬉しそうに「ニヤリ」と笑ったのを今でも鮮明に覚えていますね。
大人になってもまずいまま。
そんな俺も酒が飲める年齢になり、アルバイトなんかで稼いだ金を飲酒につぎ込む機会が多くなってきたんですな。「酒を飲む」という行為が大学生だった俺の中の中学二年生を刺激する。
子供の頃の泡のトラウマがある俺は当然ビールを避けたかった。それでも飲まざるを得ない機会と言うのはどうしても出てきてしまう。
先輩が「とりあえず生5つ!」などと店で発言してしまった時、友人の家に集まるときに別の友人が気を効かせて人数分の缶ビールを持って来てしまった時・・・うーむ。
飲まないわけにもいかず、皆が当たり前のように飲んでいる中「ビールも飲めねえのか!」と思われたくない俺。豪快に煽っては「ニカっ!」と笑ってみせるわけだが、笑顔の裏では黄金色の悪魔に対する憎悪でいっぱいだ。
もちろん大人になって初めてのビールの時は「昔の俺とは違う!」とか思ってたよ。今なら美味しく飲めるんじゃないか?と思って一口飲んだ時やっぱり絶望した。「はぁ!?」って思った。
完全にビール=まずくて飲めない・・・という等式が出来上がってたね。なんで美味しく飲める奴が存在するのか本当にわからなかった。
ビールが・・・不味くない??
それでも酔っ払うと気持ちいいし、カクテルやチューハイはジュース感覚で飲みやすい。話も弾むし、雰囲気も素敵だ。俺は典型的な「酒が好きじゃないけれど酔っ払いたい人」になっていたわけだね。
当然めげずに飲み会などには積極的に顔を出すわけだが、その度に高確率で飲むはめになるビールにはテンションが下がりっぱなしだ。何よりも最初にカッコつけてしまったせいで今更断ることができない。完全に「ビールが飲める人」という認識よ。
だけどある時異変に気づいたんだ。いつもは気取られぬよう気合を入れて口にする・・・鼻に抜ける香りに心のなかで苦痛に喘いでいたビール。ところが盛り上がる会話の中で何も考えずに普通に飲んでいる自分がいる。
そうなんだ。不味くないんだよ。美味くは無いけど不味くもない。
銘柄を確認したり、隣のやつのビールをもらったりしたがいつもと何も変わらない。でも不味くないんだ。決して飲みたいわけじゃないが今までの苦痛がどこにもない。
この時から黄金色の悪魔と少しずつ仲良くなっていったんだね。
ビールを美味しく飲むために
と、ビールが苦痛じゃなくなったことでテンションの上がった俺はせっかくなら美味しく飲めるようになろうともっと積極的にビールを飲むことにしたんですな。
まず嫌々ではなく自発的にビールを飲むようになって美味しいタイミングのようなものがわかってくるようになったね。
仕事の後のビールは最高!なんて良く耳にするフレーズだが実際にその通りで、アルバイトの後なんかのビールは苦痛を通り越して普通に美味しい。乾いた体に染み渡るようだ。夏にビールが売れる理由がよく分かる。
また、俺はこのビールが好き!という友人に倣い様々な銘柄のビールを飲んでいくうちに自分の口にあうビールや口にあわないビールがわかるようになってきた。発泡酒とビールの違いもわかってくるし、お気にいりのビールもできた。心の中の中学2年生も大喜びだ。
そして何を思ったのか「ビールがまずかった頃」を思い出そうとして、どういう飲み方をするとビールがまずくなるか・・・という誰得な研究もした。そこで得た経験をビールが苦手な人に伝えたりしつつ、友人と「ビールが不味い時はどんな時か?」というテーマで盛り上がったりもした。
・・・もう完全にビール野郎ですね。ひたすらに飲んでいるうちに普通にビールが大好きな人になっていったんだ。帰りがけにビールと適当なつまみを買って家で楽しむ・・・みたいなことが当たり前になっていくのよ。
苦痛だったのは過去の話、乾杯の際ビールがタンブラーに注がれるのを見ればテンションが上り、はじめに頼んだビールがなかなか運ばれてこなければ「早く持ってきて!」と心のなかで叫ぶ。
黄金色の悪魔に魂を売り渡した俺は当時の友人達のなかで誰よりもビールを飲むようになり、色んな酒の味を覚えた今も夏場なんかはビールばっかり飲んでいる。
お酒が大好きな俺は結構な量、種類を飲んできたわけだが、暑い日に飲むビールほど旨い酒を知りませんな!
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ビールの苦手を克服せよ!飲み方のコツを知れ!
皆最初はビールが嫌いだ!
さて、誰得なエピソードを書き終わったところでいよいよ美味しくビールを飲む、あるいは苦手なビールを克服する。そのためのコツについて書いていこうじゃないか。
すぐ上の見出しで書いているように、最初は皆ビールなんて嫌いなんだよ。俺だけが苦手を克服して美味しく飲んでいるわけじゃない。
後述するが、飲み方がまず違うし香りや味だって異質だ。あれを初めての一口目から受け入れられる人間はかなりレアよ。聞けば誰だって「飲んでいくうちに美味しいと感じるようになった」と言っていますね。
何が言いたいってビールが飲めないからって異端でもなんでもないってことさ。不味いと感じるのは当たり前。誰だって一度はそう思う飲み物なんだよ。
だから完全に心のなかで完全に受け入れ拒否をせずに「その内飲めるようになる」という意識でのんでもらいたいですな。
思い込みっていうのは人の好き嫌いを大きく左右するからね。
さっさと流しこむ。舌で転がさない。
飲み物を飲む時どんな風に飲んでいるかな?
口に含んでその次はどうしてる?
意識していないと思うが基本的に人は飲み物を飲むときに舌で転がしているんですよね。や、飲み物に限らずプリンやゼリーもそうだ。液体から半固形物までとりあえず口に放り込んだら舌の上で転がす。
舌の上・・・味覚全体で楽しんだ後、鼻に抜ける香りを確認。飲み込んでのどごしを楽しんだらまた鼻に抜ける香りを楽しむ。これは不思議なことにどんな人間でもやっているんだ。
ビールを飲むときはこれをやってはいけない。口に含んで味わったりせず、乾きに任せて一気に喉に流し込むんだ。炭酸ごと一気にゴクリ!
ビールの味というのはものすごく独特よ。糖質は含まれているがそこに甘さはなく、苦味とアルコール臭、麦の味。コクがあって濃厚な味のものもあるが、ほとんどは意外と薄味だ。
慣れないうちからこんなものを舌の上で転がしてはトラウマ必須。とても飲めたもんじゃない。また、炭酸の抜けたビールは基本的に最高の不味さを誇る負の側面なので、口の中で炭酸が抜けるとその先に待っているのは苦痛しか無い。
泡をちびちび飲むなんてそれこそ初めは地獄だよ。
ビール(発泡酒)の中には「のどごし」を強調するものがあるが、まさにそう。「喉で味わう」という言葉もあるように炭酸の爽やかさに乗じて一気に喉に流し込み、その爽快感とのどごし、そしてその後に香る独特の風味を楽しむのがビールの飲み方のコツよ。
もう一度言うぞ。 舌の上で転がしたらダメだ。
口から喉まで直行!グビっと飲んであー!美味い!!
慣れるまではこれが大事だ。そのうちじっくり味わっても抵抗がなくなってくるんですね。
つまみや食事を用意しよう!何にでも合う不思議!
ビールが一番うまいときはどんな時か?
喉がカラカラに乾いている時?仕事でクタクタに疲れた時?
違うよね。いや、上の2つはビールを飲むにあたって最も美味しい最高のシチュエーションではあるのだが、その時は基本的に何飲んでも美味いからね。それはズルいっすよ。
上2つを除けばやはり食事やつまみと一緒に楽しむビールだろう。美味しさ5割増し。俺が最も幸せを感じる瞬間でもある。うーん!!
ビールっていうのは食べ物との相性が最強だ。特に味の濃いものとは無敵のコンビネーションを発揮する。
なんで?それはビールが強い炭酸を含む酒だからですな。
身も蓋もない言い方だが、炭酸と言うのはどんな食事にだってマッチしてしまう。甘みを抑え、しびれるような爽快感。口の中に残る後味を一気に洗い流し、次の一口の準備をベストな状態にしてくれる。
そしてアルコールというのは血流を良くし、精神を興奮させ、食欲も増大させる。スパークリングワインやシャンパンなんかもそうだが、あの辺は炭酸で抑えきれないほどの独特の甘みがありビールほどの汎用性が無いのが惜しいところだね。
甘みが少なく強い炭酸が持ち味のビールは和食、洋食問わずどんな料理やつまみだってマッチしてしまう。また、メインがビールではなく食べ物のほうに向くので苦手意識も誤魔化せる。
いかに美味しく飲めるかを追求するのが、ビールの苦手意識を克服する近道よ。慣れてくれば単品だっていくらでも飲めてしまうんですけどね!
慣れないうちは缶ビールは飲んじゃだめ!
別に缶ビールは質が悪いとかそういうことを言っているんじゃあございませんよ。今の技術はほとんど味や香りを劣化させずに保存できますからね。作りたてには劣るが・・・
それでも「缶ビールは不味い!」と主張する人達がいる。かばったばかりだがこれには俺も同意だ。ジョッキやタンブラー、グラスで飲むビールと缶ビールでは明らかに缶のほうが不味く感じる。
これは缶特有のあの「飲み口」が原因なんだね。
ビールっていうのは炭酸とのどごしが命よ。もちろん味の好みはわかれるがこの2つを欠いたビールはやはり劣っていると感じてしまう。台無しだ。敢えて抜く場合もあるけどね。
缶入りの飲料おなじみのあの小さい飲み口だと、真下に傾けて一気に煽ろうとしてもちょっとずつしか口に流れてこない。飲み込むまでに時間がかかり一気に流しこむのが難く、せっかくののどごしよりも味のほうが先に来てしまう。
また、あの独特の形状によって炭酸が抜けてしまうのも残念だ。炭酸が抜けたビールは苦味やなんやらが強調されてとても残念な味になってしまう。
缶のほうが不味い、あるいはジョッキのほうが美味いと言われる原因の一端がこれなんだ。つまりビールが苦手なうちは缶のものは避けるか、一度グラスに移してから飲む方がいい。そっちのほうが楽しめるし、苦手意識をなくすのに向いていますな。
もちろん注ぎ直すときは炭酸が抜けないようにしないと本末転倒ですぞ。
最後のコツはやっぱり慣れ
なんだか投げるようで申し訳ないが、結局のところあの独特な風味に慣れてしまうのが一番だね。大人になって食の好みが変わるように飲んでいくうちに美味しく感じてきてしまう。
ビールが不味くて飲めない・・・と言うのは別に気にすることじゃないし、無理して克服する必要は皆無だが「最初の乾杯はビール」や「男のくせに~」という謎のイメージのせいで飲めないと損をするケースが有るのも事実よ。
せっかくの飲みの席、そんなことで煩わしい思いをするのはナンセンスですよね。楽しく飲みたいしいちいち気にしていられない。
何よりもやっぱりビールは美味いんだ。この美味さを知らずに人生を終えるのは大変もったいないと言いたい!だからこの機会、ビールを美味しく飲めるように頑張ろうぜ!
おっと、繰り返すようだがお酒は20になってからだ。未成年は飲んじゃだめ。
既に成人の皆様は心置きなくビールを楽しんでくれ。酒税関係のニュースが飛び交っているが、鼻で笑いながら焼き鳥なんかと一緒に飲もう。幸せですな!
こういうささやかな幸福、大事。
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