太る油と痩せる油?糖質よりもまずこっち!油のバランスでダイエットと美容が変わる
ダイエットにおいて油・脂というのはかなり重要な要素だよ。
理由は単純。こいつだけカロリーが突出して高いからだな。二倍もある。
最近こそダイエットのやり方のバリエーションが増えて(知られるようになって、というべきか)そこまで注目されなくなったが、昔はダイエットして痩せようと思ったときにはまず油と戦うことを考えさせられた。
糖質云々とかもなかったわけじゃないが、今ほど目の敵にされてなかった印象だな。ダイエットするならまず食事、そして食事の内容は油の見直しから始まる。
だがそのダイエットで油をどうにかしようというのは、結局のところ油の「量」の話だ。
単純にカロリーが高いから油をカットしてローカロリーな太りにくい食事を目指しましょうねという話。揚げ物をちょっと絞るだけでもう100kcalカットできるんだから。そりゃあ少なくするだろう。なにもおかしくないな。
基本的に何でも摂り過ぎな現代、減らせば基本的にいいことしかないのでそれはもちろん有効なのだが、時代はもう変わっている。油の種類まで踏み込むのが今のダイエッター達のトレンドじゃよ!
痩せる油と太る油があるって聞いたことないか?
動物性の脂と植物性の油…どっちが痩せてどっちが身体にいいと思う?
もし油・脂の摂りかた一つで痩せやすくなり、肌もきれいになり、髪の艶、勉強効率や記憶力まで改善されると言ったらどう思う?
ダイエットの基本は何を食べるかではなくどれだけ食べるか。これは絶対の原則であるが、だからといって何を食べるべきかを知らなくて言いわけじゃあない。
もし動物の脂よりも植物性の油のほうがヘルシーで痩せやすい!なんて思っているならここでしっかり勉強していくんだな!オリーブオイルは身体にいい?果たして本当にそうかな??
ダイエットが辛い、食事制限が出来ない…なんて思っているなら俺は甘えるなと答えるが、気持ちはわかるからね。とりあえずの一歩として油の見直しからはじめてみるのはどうかな?
誰も意識していないが、現代人はこの油の問題でものすごく損をしているんだぜ。
痩せる油と太る油について知る ダイエットは油脂で変わる?
痩せる油と太る油の前に 痩せたいならすべて忘れろ
ダイエット…に限らずどんな物事も一面だけから見たり、なんとなくで済ませてしまうのは非常に良くないことだよな。時としてそれは誤解や勘違いを生み、困った結果を呼ぶ込むこともある。
油の種類を分けろといわれたときにどう分ける?とりあえず二つに分けてみようか。
動物性の油(脂)と植物性の油だ。皆がやる分け方だな。
ではここで嫁入りクイズ!パフパフー!
この二つの油で美容やダイエット、健康などにすばらしい効果を生み出すのはどちらの油?
健康被害やダイエットの失敗、肌荒れや記憶力低下などの被害を生むのはどちらの油?
単純に良い油と悪い油の話だよ。皆わかるかな
さすがに簡単すぎるかね?
そうだ、
良い油=動物性
悪い油=動物性
これが答えだ!皆正解できたかなー!
…おい!ページを閉じるんじゃあない!戻るな!
これは動物性の脂にいい面と悪い面があるとかそういう話をしたいんじゃあない。
単純に動物由来、植物由来なんて分け方をするとこういう意味のわからない結果になってしまうということなんだ。植物性だから安心!とかそういう考えはすぐに消去。じゃあ動物性がいいの?とかも消去!!
油というのはそんなに単純な分類はされていない。複雑で数も多く、専門の研究者が存在するほどだぜ。付け焼刃は仕方がないが、付け焼刃なりに理解しておかないから痩せないんじゃよ。
飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸とか聞いたことないか?オメガ~系、~酸とかテレビで見たことあるだろう?この辺についてしっかりとした理解をしている人間は非常に少ないはずだ。
もちろん俺もそうだとも。専門家まで存在する分野だもの。
この記事では油について書くわけだが、端から書いたら俺の薄っぺらい知識ですら膨大な量になるだろう。完全な説明は書けないし書きたくない。皆寝ちゃうだろう?俺も寝るわ。書きながら。
だが抑えるところさえ抑えていればダイエットや美容、健康管理に役立てることは十分に可能だ。そして油をうまく扱ったときの効果は想像を遥かに超えて幅広く、超大きい。
そんな油のやばい所を避け、美味しいところだけを持っていくにはまずは油の種類について知り、ザクッと分類する必要がある。
油の種類について知れ!大まかに分ける4つの油
まず油の種類を4つに分けよう。油についての本とかでも基本的にはこの4つで分けている。油と一口で切るのは良くないと思うのだが、もうこの記事では油と表現する。
もちろんここからさらに枝分かれしたりするし、この4つの前に2つに分けたりするのだが、ややこしいと混乱するし、行動の指針には4つで十分だ。
出来るだけ簡単に書く。しっかりついて来い!
便宜上名前もいじるが、油の種類をまずこの4つで考える。
脂
9番
6番
3番
この4つだ。正確な書き方ではないが、これで覚えてほしい。
一つ一つ簡単に見ていこう。
「脂」について 魚を除く動物性
まずはこれだな。「油」と「脂」の違いがわかるか?
ズバリ言ってしまえば、常温で液体か固体かで決まる。基本的にはな。
これの見分け方は簡単で、動物由来のものは全部この「脂」だと思っていい。一部例外はあるが、動物性のものは「脂」だよ、と理解してほしい。バターとかもそうだな。ただし魚だけは違う。魚以外の動物だ。
ここで説明する油四種類はどれも必要なものではあるが、単純に悪影響が大きいのがこの脂であり、油関係で起きる悪いことは全部こいつがナンバーワンだと言っていい。血をドロドロにして、内臓や血管を壊し、肥満にしやすくする。
また、こいつは身体が自分で作り出すことが出来る。。
まず初めに気をつけなければならない油だ。太る油といっていい。肉料理食べるときは意識しよう。
「9番」の油 オメガ9はレアな油
9番の油だな。よくオメガ~系といわれるあれ。あれの9系がこれになる。
いきなり数字になるので分類が難しくなるかもしれないが、基本的にキャノーラ油とオリーブオイルのことだと思っていい。9番で知名度があり、身近なものといったらまずこの二つだ。流行ったしな。
これも太る油といってよく、ちょっとマイルドなだけでダイエットや美容においては脂の親戚くらいのポジションだと思ってくれ。自分で作り出せる油でもあるし、勘違いされやすいが積極的にとるようなものではないぞ。
ただこいつはそこまでしっかり覚えなくて良い。避けようと思えば簡単に避けられるし、欲しいときも簡単に摂取できる。食品に含まれているというより料理に使う油としての地位が高いからな。
今でこそ身近だが、意識しなければそこまで関わることのないレアな油だ。
「6番」の油 積極的に取るべき「危険」な油
オメガ6だな。
前二つとは決定的な差があり、この油は人間は自分で作り出して利用できない。食べ物からしか摂取することが出来ないんだよ。
その癖に単純なエネルギー源以外の効果も多くて、子供の発育とかにも重要になってくる。人間は栄養が足りなくてもある程度は自分で作り出して何とかなる…と俺はよく書いているが、何とかならないものの一つがこいつだ。
本来は積極的に攻めるべき大事な油であり、どちらかといえば痩せる油なのだが…
こいつにはとんでもない落とし穴がある。現代ではメチャクチャにありふれた存在なんだ。ここがヤバイ。
ほとんどの食品に含まれており、調理用の油も多くはこいつ。サラダ油やゴマ油はもちろん、スナックとかもそう。9番以外は基本こいつだと思っていいよ。
原材料表示で「植物油脂」とかよく書いてあるじゃん?基本的にこいつだからね。そして人間の健康を壊すのはいつだって過剰摂取だぜ。
「3番」の油 成人病を魚が救う
これが重要になる。オメガ3だよ。
基本的には6番と近い油で、自分で作り出せない油だ。エネルギー以外にも役割が多くあり、積極的にとるべき油なわけだが…
6番とのは違いこいつは現代では狙っていかない限りなかなか摂取できない。
基本的には魚だ。まあ魚以外のレア油でも取れたりするけど、数ある食品の中でまず魚からしかとれないと思っていい。その辺の食品に都合よく含まれてたりすることはない。
食い物からしか摂れないのに、現代人は慢性的に不足してしまっているわけよ。毎日魚食べてるか?
そんな皆不足しているこの3番の油だが、成人病などに対して割とメタな効果があり、単純に血液を変える。中性脂肪値を下げ、脳や内臓にも効果があり、ストレスまで緩和する。コレステロールが悪玉か善玉のどっちに転ぶかも、こいつが割りと関わのよ。
冒頭で良い油=動物性、悪い脂=動物性と書いたのはこれ。
問答無用の良い油であり、余り難いので太りにくいというおまけつき。痩せる油といえばもうこいつのことだよ。
人は健康であればあるほど痩せやすくなる(反映されやすくなる)し、肌や髪も綺麗になる。ダイエットにおいてどれだけ重要かわかるよな?
上の3つの悪影響に対する回復効果が見込める奇跡の油だ。
痩せない人と4つの油 現代人のバランス
と、ざくっと見てきた4つの油についてんなんとなくわかったかな?脂、9番、6番、3番だ。
正直なところ正確とは言い難いのだが、傾向として覚えてもらえればそれで何とかなるので勘弁しておくれ。字数4万とか書きたくないんじゃよ…
さて。こういう風に見ていけば痩せない人が…現代人がどういうバランスで油をとっているのかがぼんやり見えてくる。
まず6番が突出しているよな?自分の生活を思い出してくれ。
これはもう現代なら仕方がないことで、外食、コンビニ食、スーパーの惣菜、おやつ…ダイエットを志している人間が必ず生活習慣に組み込んでいるこいつらはぜーんぶ6番の油だ。肉料理とかならついでに脂もついてくる。
あらゆる油を控えている人以外は大体6番がぶち抜けるし、もし動物性の「脂」を避けても結局調理に使うのは6番か9番だ。体にいいと思って9番使いまくってるだろ?うん?俺の姉だよ。
そして皆が3番を無視する。かわいそうに、寂しくて泣いているじゃないか。
油を摂りまくってても控えていても、3番だけは全員不足している。俺のダイエットでも(突出分が消えるので)かなりバランスは整うが、3番はとりあえず放置なの。
わかるか?3番が足りないということを認識していなければ、絶対に現代人は脂肪酸バランスがムチャクチャのままになってしまうんだよ。
脂と9番はあんまり問題じゃないの。わかりやすいから簡単に避けられるし、そもそも自分で作れるから多少足りなくても平気だ。特別手を加えなくてもダイエットしてれば勝手に整うの。
問題はさりげなくどこにでも潜んでいる6番であり、「3番は魚から」「後は大体全部6番」という状況な以上、ダイエットしていてもこいつらのバランスは一向に変わらないわけだ。しかも自分で作れないから自然に良くなったりしない。
さらに6番は必須脂肪酸…体に必要だよ?と全力でアピールしているんだぜ。実際必要だが、気がつけば全員過剰摂取の悪魔だよ。油会の糖質といっていいかもな。
もう一度考え直してみな。どれくらいの頻度で魚食べているかな?
特定の油とかレアなナッツとか、意識して3番を摂るようにしていれば別だが、それ以外の人で自然に口に入る機会のある3番の油は魚だけだぞ。どうだい?魚。食べてるかい?
え?なんでそんなに脅すの?
油のバランスが整わないと何がまずいの?
よーし!教えてやる!
ダイエットはもちろん、美容に病気、精神から性機能(勃起不全や生理不順、生理痛)に至るまで影響力抜群の油の恐ろしさを見ていこうじゃないか!
油のバランスが人を壊す ダイエットから美顔まで
我々が何も気にしていない「油のバランス」が崩れていると、一体どんな困ったことがあるんだろうな?
注目すべきは影響力の広さだ。
たかが油と侮る無かれ。脳みそや色々な細胞のコンディションを決めるのはこの油なんだぜ。だってこいつら基本的に脂質でできているんですからね。
細かくあげればキリが無いし、研究中でまだよくわかってないものも沢山あるので、全てを細かく見ていくことは出来ないが、わかりやすい部分で言うと血管、細胞、脳みそといったところか。
油のバランスが血管を壊す
油の摂り方が悪いと血液に良くないというのは想像出来ると思う。ドロドロになって最低だ。血液検査で中性脂肪値とかで注意されたことは無いかな?
これはわかりやすいが、血液だけでなく血管もズタズタにするのが油の怖いところだ。
これは6番の油の過剰摂取が直接的な原因になるとされ、体に大変に有害な結果を呼び込んでくる。詰まる。
現代で人間が突然死ぬ病気の代表選手は
・心臓近くの血管が詰まって死ぬ
・脳みそ近くの血管が詰まって死ぬ
と血管系ばかりだ。心筋梗塞も血管が原因だぜ。普通に危険度マックスだよな。だって普通に死ぬんだもん。
血液関係は健康、美容、痩身全てに関係する大変重要な部分よ。痩せにくい人で血管が正常な人間はまず存在しない。代謝に直接関係してくるわけ。そして代謝がヘボイとダイエットの効果が正しく現れない。
悪玉コレステロールという言葉を聞いたことあるだろ?血をドロドロにして病気にしやすくして、肥満を引き起こすといわれるアイツだ。これを抑えるようにするのが健康・美容のポイントだとされているが…
実はこいつは別に悪者じゃないんだぜ。こいつが(血管のところで)増えている状況そのものが悪いのよ。
コレステロールとはそもそも細胞膜の材料になったり、一部の栄養の分解吸収を正常にしたり、ホルモンバランスを整えて身体の機能を整える大事な役割を持っているわけだが…
こいつは肝臓から血管を通して全身に運んで細胞膜を作り、古いコレステロールをキャッチしながらまた肝臓に戻ってくる。このときコレステロールはボロボロになった血管をついでに治してくれるわけよ。出来るやつだね。
この膜作って血管を直してんのが悪玉、古いやつを回収してるのが善玉だ。同じものなの。検査データ上区別されてるだけで同じコレステロールなの。運ばれ方が違うだけなの。善も悪も無いの。
そう!血管がボロボロだと身体がそこを直そうと悪玉コレステロールを増やすわけよ。だから誤解されてしまう。当然こいつが悪いのではなく、血管をボロボロにした我々の生活習慣が悪い。増えたから壊れたんじゃなくて壊したから増えたの。
医者・研究者の人すら誤解していて、ずっと悪玉コレステロールが血管を壊すと思われていたんだ。で、実際はなんかちがくね?と今はなってる。わかったのは10年前とかだぞ。
血管を壊すのはもちろん油のバランスだけが原因ではない…が、確実に影響がでかいのは油だ。
6番の過剰摂取は血管を直接傷つけるし、脂と9番は血液を腐らせて間接的に追い詰める。
じゃあ3番は?血管を治し、傷つき難くする。なんて出来るやつなんだ・・・
油のバランスだけでこれだけ影響が出るんだよ。プラスもマイナスも影響すんの。放っておけば当然美しくなれないし、最悪死にます。
細胞の劣化が美しさを破壊する アレルギー症状も引き起こす
細胞の話をしよう。血管は少しわかりにくいが、こいつはもっと直接美容に関係する。ダイエットには余り関係の無い話だけどな。
油の摂り方がまずくて脂肪酸バランスの崩れた状態というのは、細胞の老化を急速に早めるとされている。再生が鈍化して、常に新しい状態に保つのが難しくなってくるんだな。
そして細胞の老化=外見の老化だ。実際に歳取ってるわけでは無くても、同じような劣化が身体の中で進みまくるわけよ。
…まあピンとこないと思うので、具体的に何が起こるかちょっと見てみよう。
まずはなんといっても炎症に弱くなる。特に6番の過剰摂取で起きる。
え?だから?
って思うだろう?今、あるいは学生のころに悩まされたニキビ・吹き出物…あれは炎症で起きてる肌のトラブルだぜ?
毛穴の中のニキビ菌…アクネ菌が皮脂を食べて、そのとき発生する酵素が炎症を引き起こして腫れてしまうのがニキビだ。吹き出物も原理は同じ。こういうトラブルに弱くなる。
油っぽいもの食べるとニキビが出来る…と昔はよく言われていたが、こういうことなんだよ。皮脂が単純に増えるのと、油のバランスがおかしくなって単純にニキビできやすくなる=炎症しやすくなるんだな。
もちろんニキビだけじゃない。皮膚もそうだが粘膜もそう。炎症で引き起こされるあらゆるトラブルに関係する。
アトピーとかまさにそうだし、花粉症だって同じだ。さすがにアレルギーの発症そのものはコントロールできないかもしれないが、症状の緩和には密接に関わってくる。鼻炎とかな。
上で血管をボロボロに~という書き方でダメージを表現しているが、どうボロボロになるかって炎症だからね。血管のダメージとは炎症のことを指す。
6番ばかりいじめてしまうが、こいつは過剰摂取で炎症を加速させるのよ。逆に3番は抗炎症作用がありそれを緩和する。こいつら仲悪いな。そして空気の脂と9番…
当然、炎症だけじゃないぜ。細胞が上手く再生できずに腐っている状態というのは直接肌を汚らしくしてしまうのよ。だって皮膚の更新がされないんだもん。
ターンオーバーって聞いたことあるよな?寝てるときとかに古い肌がはがれて、新しい肌に張りなおすアレだ。多くの美容法ではここをいかに活かしていくか…という部分が重要視される。睡眠とかだな。
このターンオーバーが上手く出来なくなる。肌荒れはもちろん、最終的には皺、くすみ、たるみだ。さらにやっぱり炎症にも弱くなってるからな。
…つーか美容で重要視されるあらゆることに関係するのがもうこの細胞の劣化なんだよ。肌や髪のツヤを司る皮脂のコントロールに、そもそも再生する肌や髪の質。女性ホルモンが~とかよく言われているが、そのホルモンだってこいつが重要なんだ。脳みそのところで書くけどね。
肌も、髪も、そこで起きるトラブルも、ぜーんぶ原因の中に油のバランスが関係する。細胞そのものに影響するからだ。
これだけの影響力…血液と同じように身体のあらゆる部分に関係するのはわかるよな。もちろん細胞の塊である脳みそにも大きく影響するぜ。
脳の機能低下が全部を駄目にする
魚を食べると頭がよくなる~♪という歌が昔あったよな?
あれはあながち間違いじゃないんだ。正確に言えば魚食べないと馬鹿になっちゃうの。
細かく書くとクッソ長くなるので、ズバっと切ってしまうが脳みそのコンディションは油で決まるとされる。半分以上が脂質で出来ているのが脳みそだぜ。
ちゃんと脳の栄養が供給されるか、そもそも栄養が足りてるか、脳の血管ともいうべき神経細胞は正常な状態か…この辺は油のバランスが握っている。DHAが云々とか聞いたことあるじゃろ?
ここがおかしくなると単純に脳みその機能が全部低下するわけよ。記憶力、集中力、想像力、やる気…こういうパフォーマンスに直接関わるものは当然。
脳内物質の分泌もおかしくなるので身体の機能や精神に直接悪影響が出始めるようになる。心、精神って要は脳みそのことだからね。
すぐに憂鬱になったり、いきなりぶち切れたりするようになってしまうんだぜ。ストレスに対して過敏になるわけよ。当然感情で生体バランスは変わるので最悪の悪循環だ。しかも何とかしようとしてもそのやる気も死んでいるという。
不安にいつも苛まれていれば、まともに集中できなくてダイエットや美容どころじゃないし、ストレスから逃避するために安易な快楽…すぐに食に逃げるようになる。ここでも最悪だぜ!
脳みそが全部管理しているというのに、そこがおかしくなれば身体の機能は混乱しっぱなしだ。特にホルモンバランスなどには甚大な影響が出て、これもトラブルを呼び込む。
見た目に出るのは肌荒れや目のクマ、髪の質の低下、老化あたりか。抜け毛とかもそうだな。
機能的な部分でわかりやすいのは性関係だよな。男性なら精力減退、精神的・身体的な勃起不全とか。まあこれはいいよ。とりあえずは。
問題は女性だ。
頭痛とか躁鬱、倦怠感みたいな「生理で起きるトラブル」はホルモンバランスの乱れと脳内物質が重要だとされているわけだが、そこがぶっ壊れているわけじゃよ。
イラン(だっけ?違ったかも…)で行われた実験と研究で生理前後の女性達を対象に3番の油を補給して全体のバランスを整えた結果、3ヶ月後にはあらゆる生理のトラブルへの改善が見られたという。ほへー。
もちろん全員がそうではないし、改善の度合いもまちまちだろうが、「効果があった」のは間違いない。ここは確定。まだ研究中だ。胎内の子供への影響とか。
たかが油で生理不順や生理痛が良くも悪くもなるなんて誰が想像できただろうか!
こうやって見ていくと決して軽視していい存在ではないとわかるだろう?
油のバランスを整えて痩せる身体、元気な身体を作る
どうだい?油のバランスがおかしいとこれだけやばい展開が待ってるんだ。もうありとあらゆる部分がおかしくなる。見た目に出るぜ~?
いや、待ってるという言い方は正確じゃないかもしれないな。だってもう皆ぶっ壊れているんだから。
油のバランスが崩れることによる悪影響を書いたわけだが、しっかりと認識してほしいのは「このままではこうなる」では無く、「すでにこうなっている」という現実だ。
これはもう仕方ないんだ。現代で普通に生活してたら自然とこうなってしまうんですもの。精々脂の量を気をつけるくらいだろう?突出した6番への対処は?欠乏している3番は補給できているか?
現代人は3番が慢性的に欠乏しており、脂、9番、6番は逆に余りまくっている。これは目をそらしてはいけない現実なんだぜ。特にデブはほぼ100パーセントこれ。これが整うような生活をしていたら太らないからな。
でも4つのバランスを整えるなんて難しいよ…
ダイエットで食事制限もしているのに…
いいじゃないか。それで。
この4つの油のバランスを整えるのにもっとも手っ取り早い方法は食事制限だ。特に一日一食は非常に都合がいい。油のバランスを整えたければダイエットがベスト。すでに痩せてる人はごめんね…
こういう「バラバラの栄養バランス」を整えるのにもっとも効果的な方法はとりあえず全部減らして突出分をなくしてしまうことなんだよ。たった一つの生活習慣で非常に多くの効果が見込める。
栄養全般に言えることではあるが、三度の食事の中で完璧な栄養バランスを追及するのはものすごく難しい。必ず飛び出す部分が出てくるからだな。あっちを立てればこっちはもう崩壊してんの。
減らすこと自体が難しい6番ならなおさらだ。
だからまずは突出分をなくしてしまって回復を図る。
そして残り一食で不足分を補う。油でいえば3番の油だ。魚。
足りない状態から不足分を補うのは非常に簡単だよ。普段の食事のメニューを大きく変えなくてもよくなるんだから。普段が少ないんだから足しても問題ない。
いつもの食事に一品足す、という技が許されるのは全てを抑えているときだけなんだ。ならばこの状況を生かさない手は無いよな。ほれ、一品足しちゃえ。はっはー!
魚の油…たとえばマグロのトロとかちょっといい値段するが、食事制限中は食費が浮きまくるのでそういう点でも都合がいいよな。サプリメントでもいい。もちろん魚料理を中心に食べ続けるのもOKだぜ。
極論、3番の油…エゴマ油やアマニ油を薬のつもりでスプーン一杯分飲んだっていいのだ。
逆に食事を減らさずに油のバランスを調整するのはかなり難しい。
まず出来合いの食事はかなり使いづらくなるよな。前提として自炊が求められる。6番飛び出しちゃうからね。
脂質を十分にとりつつ(全体のエネルギーの20パーセント位)、6番から飛び出す分は9番に逃げ、3番も狙っていく…これを毎日続けられるかな?
まあ、何も考えずにメインを全て魚に置き換えて、調理で油使うときは9番を意識するようにする…という方法もあるが、魚ばっかり食べてもいられないだろう?朝昼晩魚食えるか?飽きちゃわない?
それに便宜上4つに分けているが、綺麗に全部分かれているわけでもないんだぜ。たとえば、ある6番の油のなかにも9番の成分が含まれてたりするわけよ。その辺を全部把握して整えるのはまさに至難だ。
と、こんな感じに散々脅しておいてあれだが、そんなにこだわって頑張るものでもない。
皆同じように壊れているからな。対等だよ。出来るだけ狙っていきたいが、特別最優先にするものでもないのだ。
それにここまで壊れていれば、ちょっとの意識でかなり改善される。普段から魚を意識して食べるようにするとか、コンビニや冷凍食品を食べる頻度を減らして、サラダ油からオリーブオイルに変えるだけでもグッとよくなる。
食事の量が体格にあっていれば、たったこれだけの意識で肥満は改善されるといわれている。「デブ」から「ぽっちゃり」までは油のバランスを正しく変えてやるだけで改善が可能だ。
だが健康診断にビビッて習慣を改めようとこのブログを除いている人は多くないだろう。
美しくなりたいよな?もうこのブログのメインコンテンツだもの。どうせ元に戻るならぽっちゃりよりスマートになりたいはずだ。
じゃあ一回突っ走ってみようぜ。やってみよう。勝負!
一日一食に慣れてきたら、3番の油を意識して脂肪酸バランスも整える。一食で攻めて無くても、3番と6番のバランスを考えて食生活を組み立てる。
ばっちり出来れば上で書いた悪影響の全部間逆のことが起きると思っていい。それだけ慢性的に不足しているものなんだ。意識してみる価値はある。
美って相対的なものだよな。極論、現代の美的感覚そのままで自分以外の全人類がものすごい不細工なら、必然的にその人は絶世の美男子、美女になる。
おや?油のバランスは現代人は皆ボロボロだったよな?
なら他の連中が余計な知恵をつける前に俺たちだけ先に改善してしまおうぜ!はっはー!!
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Comment
油についてめちゃくちゃ分かりやすく、書いて頂きありがとうございます。
1日1食で量も内容も意識して食べて、ウォーキング、ストレッチで最強かなって思いました。
自分も嫁入りさんのダイエットでいつでも痩せられるって慢心があり、太ってから痩せるを繰り返しております。
落とす時は20kgとか落とすので、維持すればいいのに思うんですが食べるのが好きなので…
いつも分かりやすく勉強になる記事をありがとうございます。
随分遅れてしまいましたが、はじめまして。
や、改めましてかな!嫁入りです!
メッセージありがとうございました。油の記事、楽しんでいただけたのなら幸いです。
いつでも痩せられる慢心…痩せれない人からすれば随分贅沢な悩みですが、これは仕方ないですよね笑
ケントさんは一ヶ月で10kg落とすと仰ってましたから尚更だと思います。
我々はダイエットが何の障害にもなりませんから維持も当然簡単なはずなんですけどね。
でもしょうがないじゃん…食べたいんだもの…
経験上、やはり維持に楽しみを見出すしかないでしょう!
食費を全部一食にまとめてリッチな食生活にする、トレーニングしてその先の美を目指す…
浮いた食費をつぎ込める趣味なんかもいいかもしれませんね!
嫁入りさん、はじめまして。るかと申します。
163cmの女です。
今回の脂の話も非常に興味深かったです。
魚食べるようにします。
私が嫁入りさんのブログに出会ったのはもう5,6年ほど前でしょうか。ずっと63kgが「私の限界」だと思い込んで生きてきましたが、嫁入りさんのブログに出会い、3ヶ月で9kg減、一番痩せている時で52kgまで落としました。
食や運動に対する意識は以前と比べ物にならないくらい変わりました。
しかしながら、嫁入りさんやケントさんのように、「いつでも痩せられる」という慢心もあって(笑)、今年に入ってから、5kg太って、5kg痩せて、また5kg太って、また5kg痩せて、またまた5kg太った…というようなビッグウェーブ3周目に乗っており、そろそろいい加減痩せたいぞ…と思い始めています。
今60kgあります…かなり太ってますwwwww(わらえない)
今回は運動の量について質問がありまして、コメントさせて頂きました。
一日一食という食事量から考えても、無理のない負荷の運動量ということで、ウォーキング1時間程度を推奨されているようにお見受けしました。
現在の私は、通勤で片道1時間15分ほどかかる道を歩いています(普通に歩く程度のもので、強度は緩め)。一日トータル2時間半くらいですね。
週末は通勤の代わりにジムで1時間ほど走っています。
5,6年前に3ヶ月9kg痩せたときは、電車もしくは社用車による通勤でほとんど運動習慣がなかったので、週に4,5回、30分程度走っていました。
運動の量や強度としては現在の方が多いし高いように思うのですが、その意識の緩みもあってか、以前(5,6年前)ほど食事制限にストイックになりきれない部分があります。
あと、先日20時間ほど空腹状態の時に1時間ほど走った際にかなり辛さを覚えて(若干フラつきました)、運動するならある程度は食べないと保たないのかもしれない、というのも実感しました。
嫁入りさんの、一日一食とウォーキング1時間というのはご自身の経験上の最良の組み合わせなのかなと思いますが、
食事量と運動量の目安のようなものがあれば何かご教示いただけますと幸です。
長文大変失礼致しました。
よろしくお願いします。
骨を折って心も折れ、半年越しの返信になります。見てくれていれば良いな!
まずは過去の成果を称えましょう!素晴らしい痩せっぷりです!
まあ…慢心するのは当然といった結果ですね笑。
そんな理想的な痩せ方をしてしまってはまさに何時でも痩せられてしまいます。これをこじらせると私のようにダイエットが趣味になってしまいますので気をつけてください!!
さて、現状把握しました。
まず覚えておいてほしいのは、ウォーキングを推す理由は二つありまして…
ひとつはかつての私のような「意志の弱いデブ」にも効果的にできること。
もう1つがパワーがある食事制限中は激しい運動に危険な面がでてしまうというところですね。
一日一食は健康的に運動不足のモンスターが痩せるには非常にちょうど良いですが、運動を積極的にしていくにはエネルギー不足です。
もちろん足りない分痩せるということでもありますが、追い込みすぎても体を壊すというのはイメージ通りですね。
不足分を補うスピードよりも速く攻めればそれはガソリンが入っていない車を無理やり動かすようなものであり、最悪病院コースになってしまいます。
ここが調整どころであり、うまく自分の生活に合わせた運動量および食事量をしていきたいのです。
夏などは塩分の不足などもあります。目眩とともに手がブルブルし始めるんですよ…
以上を踏まえてるかさんの生活をみると、一食にしているならこれ以上の運動は要らないという印象ですね…!
通勤の歩き方を変えてしまえば十分すぎる運動でしょう。
一食が痩せる秘密は空腹時間の長さ(脂肪を切り崩す時間を増やす)ですから、経験上「半端な食事+そこそこの運動」よりも「綺麗に一食+適当な運動」のほうがスムーズにことが運びます。ここをもう一度意識すると良いと思うんです。
いわゆる「普通に歩く」は運動としてはかなり寂しいレベルであり、ここを伸ばしても効果は期待できません。
「大股でおなかに軽く力を入れてガンガンはや歩きする」というのが大切であり、ここまできて初めて運動になります。
恐らく以前のほうが痩せる運動としては効果的でした。
もし伸び悩みを見せているならば、攻め切れない食事制限と運動の変化が原因ですので、もう少しだけくっきりと一食に近づけて、歩き方を改善しましょう。
あくまでもメインは食事で決まります。
運動はアシストであり、「良く血が巡り、暇な筋肉が出てこない」以上のものはしなくても良い追求です。おっと、してもいいんですよ?
もう解決済みかもしれませんが、悩んだときは初心に帰りましょう!
「一食にしちゃう!」「良く動く!」本質はいつもここですからね!
おぉー✨✨
更新待ってましたヾ(๑^▽^๑)ノ
バター、肉の脂、魚油、アマニ油、
オリーブオイル
・・はよくとってますね。
キャノーラ、サラダ油、マーガリンは
母の心疾患をきっかけに撤廃しました( ̄▽ ̄;)
痩せて健康になるだけなら全部減らせば解決するのでここまでマジで書く必要もなかったですが、ちょっとした知識ですね!
それでも成人病のわかりやすい原因ですから心臓や肝臓には必要な意識だと思います。大事!
父方の親族は一族の伝統的食卓(油っぽい)が原因で私より上の世代は皆一度どっかわずらってます。
もっと早く知っていればなー…みんな太ってたしなー…
私は嫁入りさんのブログに出会ってから
痩身エステティシャンに進みました。
嫁入りさんは心の師匠でもあります∩^ω^∩
これからも良いブログを書いてください
出来れば
最近若い子に増えている
【サルコペニア肥満】についても書いて頂きたく思います(^^;;
これは見ても触っても分からない
体重計ですら分からないという
恐怖の肥満でして、
(母もこれで心疾患となりました)
食べないから痩せる!と思い込んで
激しい食事に陥る子が
のめり込みやすい肥満でもあり
ホントに命に関わるので
出来れば嫁入りさんの手で
わかりやすく
中高生にも知って頂きたく思います。
( ˘•ω•˘ )